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家づくりとお金の話2025.09.20

親からの援助と贈与税の落とし穴【ミヤウチさんに聞くお金の話】

子ども夫婦が家を建てるとき、お祝いを兼ねて資金を一部援助してくれる親御様は多いですよね。家具や家電などの購入も必要になる時期、親世代からの援助はありがたいもの。

でも、親御様は資金援助のあとの税金のことまで考えられているでしょうか?

今回は家づくりの前に知っておきたい、親世代からの資金援助と税金対策のお話です。

地元・藤井寺で長年多くのご家族の資金計画をサポートしてきたミヤウチ建設が、贈与税の仕組みや最新の非課税特例を分かりやすく解説していきます!

1.家づくり、親の援助は嬉しいけれど…税金は大丈夫?

マイホームを建てるとき、親御様からの資金援助を受ける方は少なくありません。ミヤウチ建設が実際にお会いするお客様においても、子ども夫婦が地元で家を建てることを喜び、親御様が資金援助をご検討されているケースをお見かけします。

しかし、ここで注意しておきたいのが「贈与税」の存在です。

住宅購入は人生の大きなイベントであり、必要な費用も数千万円単位になるのが一般的。親からの援助もそれに合わせて高額になるため、贈与税の対象になってしまうことがあるのです。

「家族間でのお金のやり取りに税金なんて」と思われるかもしれませんが、国税庁は親子間の資金援助であっても一定額を超えると贈与とみなし課税対象にするというルールを設けています。

家づくりの幸せなスタートで、思わぬ税金トラブルに巻き込まれないよう、しっかりとした知識を持っておくことが大切です。

2.贈与税の仕組みと、よくある勘違い

贈与税とは、他人から財産をもらったときにかかる税金です。1年間のうちに合計110万円を超える金額を受け取ると、その税金を収めなくてはなりません。

特に親子間の場合は、現金の援助だけでなく、土地や建物を「譲ってもらった」場合も対象になる点に注意が必要です。

「親が所有する土地が空いているから、そこに家を建てる」という人も多いと思いますが、その際に土地の名義を自身に変更すると「贈与」とみなされる可能性が高くなります。

また、家づくりと親子間の贈与税についてよくある勘違いが、「まとまった金額を受け取ったわけではなく、親がローンの一部を返済してくれているだけだから問題ない」というものです。

この場合も実質の「贈与」とみなされる可能性が高いので気をつけましょう。

家づくりと贈与税は切っても切れない関係で、見落としがちなリスクがいくつも潜んでいます。金額も大きく「知らなかった」では済まされないため、早いうちから専門家にも相談してしっかり確認しておきましょう。

3.非課税特例を活用しよう!最新の制度を解説

贈与税のことを考えると、親世代からの資金援助にも不安を感じてしまうかもしれませんね。

ただ、ありがたいことに、家づくりのための資金に関しては一定の条件を満たせば贈与税が非課税になる特例制度が用意されています。

2025年現在、親や祖父母から住宅取得のために資金援助を受けた場合、一定額までは贈与税が免除されます。

具体的には、省エネ基準等を満たした住宅の場合は最大1,000万円まで、それ以外の住宅では最大500万円までの贈与が非課税対象です。

ただ、この特例制度を受けるためには、住宅が一定以上の面積と性能基準を満たしている必要があります。

ミヤウチ建設が手がける注文住宅では、省エネ性や耐震性などの住宅性能基準にも柔軟に対応しているため、非課税枠を最大限に活かせるプランのご提案も可能です!

4.手続きの流れとポイント

非課税特例を使うためには、正しい手続きと申告が必須です。

申請を忘れたり、書類に不備があったりすると非課税が認められず、数十万円~数百万円の贈与税が課税されるリスクもあります。

家づくりを始める前に手続きの簡単な流れを知っておいて、できるだけイメージしておきたいですね。贈与税の非課税特例を受けるための手続きの流れは以下のとおりです。

 

1.贈与税の申告書第一表に必要事項を記入する

申告書は国税庁のホームページからダウンロードできます

※参考:国税庁

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/shinkoku/zoyo/tebiki2024/01.htm

 

2.その他の必要な書類を準備する

贈与税の申告書、登記事項の証明書、親子関係を証明する戸籍謄本、所得金額が分かる書類、工事の請負契約書または売買契約書の写し、など

 

3.贈与を受けた翌年の2月1日~3月15日の間に、税務署に申告書と必要書類を提出

贈与税が0円であっても、この期間内に必ず申告する必要があるので注意!

 

贈与とみなされるかどうかは土地と建物、贈与をする人・される人に、それぞれ細かな要件が設定されています。

実際に手続きをするときには、税理士や住宅の専門家と相談しながら進めると安心です。

5.ミヤウチ建設には資金のことも安心してご相談ください

家づくりの中でも特に複雑な税金や資金の問題。

「何か間違いがあったらどうしよう」と不安を感じる方は多いものです。

ミヤウチ建設では、東大阪・南大阪エリアで多くのご家族の注文住宅を手がけてきた経験をもとに、資金計画や税金面についても、皆さまからのご相談を受け付けています。

親からの援助や贈与税、住宅ローンとのバランスなど、実際のケースに応じたアドバイスが可能です。

非課税制度の活用を前提としたプランや住宅性能基準の確認など、税務と設計の両面からしっかりサポートいたします。

「お金のことも相談しながら家づくりの計画を進めたい」という方は、ぜひミヤウチ建設にお任せください!

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