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解説!住まい語辞典2019.04.19

準防火地域とは?

家づくりに関する言葉を
わかりやすく解説します!

 

今回ピックアップするのは

#準防火地域

 

 

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【準防火地域】
 
火災が燃え広がりにくい街づくりが義務付けられている地域。
建物の仕様が制限され、価格は比較的高くなります。

 
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準防火地域で木造住宅を建築する際は、
アルミサッシや玄関ドアは
防火認定を受けている商品を使う必要があります。
 
また、内装材にも決まりがあり、
準防火地域に適合した耐火ボードを使う必要があります。
 
 
ミヤウチ建設がある藤井寺市は、
ほぼ全域が「準防火地域」に指定されており、
木造住宅を建築する際には
準防火地域仕様で計画しなくてはなりません。
 
一方で、藤井寺市に隣接する羽曳野市については、
ほぼ全域が「建築基準法第22条の地域」になっており、
準防火地域仕様にする必要はありません。
 
 
ということは、藤井寺市で家を建てるのと、
羽曳野市で家を建てるのでは、
建物の仕様は異なり、
価格は羽曳野市の方が安くなるということです。
 
(ちなみに、少し不思議なのですが、
藤井寺市の隣が羽曳野市で
さらにその隣の富田林市は
ほぼ全域が「準防火地域」です。)
 
 
藤井寺市のほぼ全域が準防火地域になったのは、
平成26年に大阪府からの指導により、
近い将来に発生が予想される大規模地震に備え、
燃えにくいまちづくりをより一層進めるため
です。
 
万が一、将来、大規模災害が起こったときのために、
みんなで協力して燃え広がりにくい街をつくろうという政策ですね。
 
 
たしかに、羽曳野市は東西に長く、
東に行けばのどかな田園風景が広がっているので、
「市街地火災の延焼」とは縁遠い場所もあるために
準防火地域指定に指定ないのかもしれません。
 
 
準防火地域で家を建てるためには、
コストが高くなること、
窓や玄関ドアのデザインが制限されること
のデメリットがあります。
 
これから土地探しをする人にとっては、
希望地域が「準防火地域」なのか、
「建築基準法第22条の地域」なのか、
しっかり確認する必要があります。
 

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