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住宅・建築用語集2025.12.20

空間が広く見える!人気の「ハイドア」【ミヤウチさんが解説】

住宅の画像を見ているとき、天井まで届く高さのドアが目にとまったことはありませんか?それは「ハイドア」と呼ばれるもので、今、家づくりで注目されている設備のひとつです。

ハイドアはデザイン性が高く、お部屋を広く見せてくれるため、おしゃれなお部屋の雰囲気にこだわる方に人気があります。

今回は、そんなハイドアのメリット・デメリット、取り入れ方のコツを、南大阪・東大阪エリアで注文住宅を数多く手がけるミヤウチ建設が解説します。

ハイドアとは、2mを超える高さのドアを指します。ドアの標準の高さが2mとされているので、ハイドアは文字通り「普通より高いドア」という意味です。

そのうち、天井まで達する高さのドアは「フルハイドア」と呼ばれます。現在はこのフルハイドアの人気が高まっているため、「ハイドア=フルハイドア」と認識されるケースが多いようです。(この記事では、以降フルハイドアの意味で「ハイドア」と表記します。)

ハイドアを取り入れると、ドア周りの見た目が非常にすっきりとしてスタイリッシュな印象になります。扉としての機能は一般的なドアと変わりませんが、空間の印象はぐっと洗練され、モデルルームのような雰囲気に。 「せっかく注文住宅を建てるなら、ワンランク上のおしゃれな空間にしたい」という方におすすめの選択肢です。

近年、ハイドアが注目されている理由のひとつが「視覚的な広がり」です。


ドアの上に天井から垂れ下がった形の「垂れ壁(たれかべ)」があると、どうしても空間が分断されたように感じられます。しかし、ハイドアにすることで、ドアの向こう側と天井がフラットにつながり、空間全体に開放感が生まれるのです。

また、ハイドアにはドアを囲む「枠組み」が無いタイプが多く、余計な区切り線がないため、視覚的に非常にすっきりとした空間になります。現在はシンプルでシックな内装を好む人が増えたため、このような抜け感のあるハイドアが人気を集めているのでしょう。

ドアの高さは壁の設計にも関わるため、マイホームに取り入れると決める前に、その特性をよく理解しておくことが大切です。

以下に、ハイドアの主なメリットとデメリットをまとめました。

【メリット】

・視覚的な開放感が生まれる
→ 天井まで伸びるドアにより、部屋を広く感じさせる視覚効果

・デザイン性が高い
→ シンプルで高級感のある雰囲気になり、空間全体がスタイリッシュな印象に

・光と風が通りやすくなる
開口部が大きいため、風と光がよく通って、室内が明るく爽やかに

【デメリット】

・コストが高くなる傾向がある
→ 標準的なドアよりも、素材面・施工面で費用が高くなる

・木製の場合、ドアが反りやすくなる
→ ハイドアは長さがある分、湿気などの影響で標準的なドアよりも大きく反ってしまう可能性がある

・音漏れや冷暖房効率の低下
→ 枠がないデザインの場合、隙間ができやすく、室内の音や熱が外に漏れやすい

「これまでハイドアのある家に住んだことがない」という方も多いと思います。そのため、実際に暮らしてみたときのデメリットが想像しにくいかもしれません。ハイドアを検討するときは、家づくりのプロに相談しながら進めていきたいですね。

せっかくハイドアを取り入れるなら、特に効果的な場所に設置したいですよね。ここではおすすめの活用シーン3つをご紹介します。

1.玄関ホールからリビングへの扉

ハイドアのスタイリッシュなデザインを活かすなら、玄関ホールからリビングへの扉に取り入れるのがおすすめです。家に入った瞬間から、モデルハウスのように洗練された空間を印象づけることができます。

2.リビングと隣室の間の引き戸

リビングと隣室の間は、ハイドアならではの開放感が活かせる配置です。引き戸を開け放つと、隣室まで天井が一続きになっているので、それだけリビングが広くなったように感じられます。

3.収納やパントリーの扉

収納やパントリーの扉にハイドアを取り入れると、扉の存在感を消して部屋全体をすっきりと見せることができます。この場合は、周囲の壁とのカラー・素材感を統一して、壁と一体化させるのがコツです。

ハイドアは少し特殊な建具だからこそ、家づくりで豊富な経験がある工務店に相談しながら検討したいですよね。ミヤウチ建設は、ハイドアも選択肢の一つとして、機能性とデザイン性のバランスが取れた家づくりをご提案しています。

地元・藤井寺で長年の実績と信頼があるミヤウチ建設なら、ハイドアの特性をしっかりと理解したうえでの設計が可能です。

「トレンドのハイドアに興味があるけれど、どこに取り入れたらいいか分からない」という方は、ぜひミヤウチ建設にご相談ください!

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