totop
totopicon
top logo top logo
解説!住まい語辞典2020.02.21

メーターモジュールって?

家づくりに関する言葉を
わかりやすく解説します!

今回ピックアップするのは


#メーターモジュール


//////////////////

【メーターモジュール】

モジュールとは、建築の基準となる設計単位。
メーターモジュールは「1区切りを1mとする」規格寸法で、
1グリッド1,000mm×1,000mm(1m四方)です。

//////////////////

モジュールには「メーターモジュール」と「尺モジュール」が存在します。
木造住宅の場合、柱と柱の間隔を910mmにする「尺モジュール」が一般的ですが、
それより広い設計単位が、柱と柱の間隔を1,000mm(1m)にする
「メーターモジュール」です。


尺モジュールと比べると、メーターモジュールは柱と柱の間隔、
つまり一辺の長さが9cm広くなります。
例えば尺モジュールの場合、柱の中心から柱の中心の幅が91㎝なので、
廊下の有効幅(人が通れる幅)は78cm程ですが、
メーターモジュールの場合は、それより9cm広い87cmとなり、
尺モジュールより1割以上広いということになります。

 

6帖の部屋で考えると尺モジュールだと2,730mm×3,640mmとなるので、
面積は約9.94㎡になります。
メーターモジュールだと、3,000mm×4,000mmで面積は12㎡になります。
面積を比較すると、メーターモジュールのほうが1.2倍広くなります。

基準となる寸法が大きくなるため、メーターモジュールは広く大きな家を実現できます。
じゃあ、メーターモジュールのほうがいいよね!と思ってしまいますが、デメリットもあります。
上記したように廊下や水回り、部屋もメーターモジュールだと床面積も大きくなってしまい、
そうなると建築費は高くなってしまいます。
また狭小地などの場合にはメーターモジュールで設計した家が入らないこともあります

ワンポイントアドバイス メーターモジュールを採用するのか、一般的な尺モジュールで良いのかは、敷地状況や予算に応じて検討するとよいでしょう。
車椅子利用などのユニバーサルデザインを希望するなら、広々空間が作れるメーターモジュールがおすすめです。

singlesec03 singlesec03