家づくり大相撲2018.12.21
階段は廊下にあるかリビングにあるかどっちが良い?
家づくりを考えるなかで、
比較して検討したいあれこれを
ミヤウチ建設なりに解説します。
今回の取組は…
(東)廊下階段
(西)リビング階段
さて、軍配はどちらに上がるのか?
見合って見合って~~
はっけよい、のこった!
階段は廊下にあるかリビングにあるかどっちが良い?
昭和の住宅では、階段は玄関近くの廊下を
経由した所にあるのが一般的でした。
ところが最近は、
リビングに階段を設置する間取りが多くなっています。
リビングに階段を設置することで、
子供が必ずリビングを通って
自分の部屋に行くようになり、
親子が顔を合わせる回数が増えるため、
親子のコミュニケーションが増加します。
しかし、リビングに階段があることで
リビングの暖房が階段を通じて
上層階へ上がっていき
暖房効率は悪くなってしまう
という側面もあります。
◎廊下階段のメリット
・リビングの暖房が階段へ逃げないので効率が良い
・2階から玄関までの動線が良い
◎廊下階段のデメリット
・親が気付かない間に子供が外へ出るかもしれない
・リビングと2階の一体感がなくなる
◎リビング階段のメリット
・親子が顔を合わせる機会が増える
・リビングと2階との一体感がある
◎リビング階段のデメリット
・暖房効率が悪くなる
・プライバシーの確保が難しい
結論
リビング階段は、帰宅時や外出時、
お風呂に入るときにも
リビングを通ることになりますので
コミュニケーションを大切にしたい
子育て家族には向いています。
ただ、リビング階段にすると
暖房効率が落ちることは確かです。
その対策として、
断熱性能を上げて光熱費が上がらないような
工夫をすることが必要です。
家族構成を考えてあえて
リビング階段にする必要がないなら、
動線やプライバシーの確保を考えて
廊下階段にしておく方が無難です。