請負契約と売買契約の違いとは?トラブルを防ぐお金の支払いチェックポイント【ミヤウチさんが解説】
目次
「請負契約」や「売買契約」といった言葉を耳にしたことはないでしょうか?実はゼロから家を建てる場合と、完成した建物を購入する場合では、同じ家づくりでも契約がまったく異なります。
この記事では、藤井寺・羽曳野を中心に注文住宅や建て替えを手がけるミヤウチ建設が、請負契約と売買契約の違いを分かりやすく解説していきます!
注文住宅や建て替えの場合は【請負契約】
注文住宅を建てる場合や、今ある住まいを解体して建て替える場合には、住宅会社や工務店と「建設工事請負契約」を結びます。
請負契約とは、仕事の完成と報酬の支払いを約束する契約です。家づくりにおいては、住宅会社が契約で決めた建物を完成させ、施主がその仕事に対して「報酬」を支払う契約を指します。
注文住宅では、打ち合わせを重ねるうちに設備や内装の希望が変わり、追加工事や金額変更が発生することも珍しくありません。そのため、「契約時に聞いていた金額と最終金額が違う」とならないよう、住宅会社とこまめにコミュニケーションをとりながら進めることが大切です。
初めての家づくりでは、金額の大きな契約書に不安を感じる方もいるでしょう。分からないことを曖昧なままにせず、支払い条件や工事内容について納得できるまで住宅会社に確認することが、安心して家づくりを進める第一歩です。
土地建物セット(建売)・マンション購入の場合は【売買契約】
土地や建売住宅、マンションなど、すでに存在している不動産を購入する場合には、売主と「売買契約」を結びます。
売買契約とは、売主が土地や建物の所有権を買主に移し、買主が「購入費」を支払う契約です。家づくりの場合は金額が大きくなりますが、一般的な買い物と構造は同じです。ただし、不動産の売買は契約後に簡単に取り消せるものではないため、内容を十分に確認してから判断することが大切です。
宅地建物取引業者は、契約が成立する前に、対象となる不動産や取引条件について重要事項を説明することが求められています。内容に分からない点があれば、その場で確認し、納得できないまま契約へ進まないようにしましょう。
ここが違う!「請負契約」と「売買契約」のお金のルール
請負契約と売買契約では、対象となる住まいだけでなく、お金を支払うタイミングや前払い金に関するルールにも違いがあります。
特に注文住宅や建て替えの請負契約では、建物が完成する前から複数回に分けて代金を支払うのが一般的です。契約後に「こんなに早く、多くの金額を支払うとは思わなかった」と慌てないよう、違いを確認しておきましょう。
| 比較項目 | 【売買契約】(土地・建売など) | 【請負契約】(注文住宅・建て替えなど) |
| 適用される法律 | 宅地建物取引業法 | 建設業法 |
| 支払うタイミング | 契約時、および引き渡し時 | 契約時、着工時、上棟時、引き渡し時 など複数回 |
| 前払い金の金額制限 | 法律による制限有り (代金の20%を超える額の受領の禁止など) | 法律上の金額制限なし |
売買契約では、契約時に手付金を支払い、物件の引き渡し時に残代金を支払う形が一般的です。宅地建物取引業者が売主となる場合は、買主を保護するため、受け取れる手付金の上限や保全措置に関するルールが設けられています。
一方、注文住宅の請負契約では、工事の進行に合わせて代金を分割して支払います。請負契約の前払い金には法的上限がないため、契約書に記載された支払い時期と割合を、しっかりと確認してからサインするようにしましょう。
まとめ:トラブルを防ぐためのアドバイス
注文住宅や建て替えで結ぶ請負契約では、工事が完成する前から、工事の進み具合に合わせて代金を分割して支払うのが一般的です。
以下に、支払いのタイミングと、それぞれで支払う金額の表を一例として記載しました。
| 支払いタイミング | 総額4,000万円の場合の、割合と支払う金額 |
| 契約時 | 10%(400万円) |
| 着工時 | 30%(1200万円) |
| 上棟時 | 30%(1200万円) |
| 引き渡し時 | 30%(1200万円) |
もちろん、引き渡しまでに多額の現金を用意するのが難しい場合には住宅ローンを利用し、各タイミングの支払いにも金融機関からの融資で対応することになります。
また、支払いの割合やタイミングは住宅会社によって異なります。もし契約を結ぶ段階で、相場と比べて明らかに多額の手付金や前払い金を求められた場合は、その場ですぐにサインせず、次の点を確認しましょう。
・支払いのタイミングや金額が、工事の進み具合と合っているか
・万が一に備えた「住宅完成保証制度」などに加入しているか
住宅完成保証制度とは、施工会社が倒産するなどして工事を続けられなくなった場合に、工事の引き継ぎや前払い金の損失を一定範囲で補うための制度です。すべての住宅会社が加入しているとは限らないため、契約前にこの制度を利用できるか確認しておくと安心ですね。
ミヤウチ建設では、藤井寺・羽曳野を中心とした南大阪エリアで注文住宅や建て替えのご相談を承っています。契約内容や資金計画についても分かりやすくご説明し、ご家族が安心して家づくりを進められるよう、丁寧なサポートを心がけています!
契約やお金のことで不安がある方も、ぜひミヤウチ建設の相談会・見学会へお気軽にお越しください。

Q1. 請負契約と売買契約の違いは何ですか?
A1. 請負契約は、注文住宅や建て替えなど、これから建物を完成させてもらうために結ぶ契約です。一方、売買契約は、土地や建売住宅、マンションなど、すでに存在する不動産を購入するために結びます。請負契約では工事の完成に対して報酬を支払い、売買契約では不動産の所有権を受け取る代わりに購入費を支払います。
Q2. 注文住宅の代金はいつ支払うのですか?
A2. 一般的な注文住宅の請負契約では、契約時・着工時・上棟時・引き渡し時など、工事の進み具合に合わせて複数回に分けて支払います。支払いの割合やタイミングは住宅会社によって異なるため、契約書に記載された条件を確認し、工事の出来高に対して支払額が大きすぎないかも確認しましょう。
Q3. 住宅完成保証制度とはどのような制度ですか?
A3. 住宅完成保証制度とは、施工会社が倒産するなどして工事を続けられなくなった場合に、工事を引き継ぐ会社の手配や、前払い金の損失などを一定の範囲で補う制度です。すべての住宅会社が加入しているわけではなく、保証内容にも条件があるため、契約前にしっかりと確認しましょう。
Q4. 請負契約の契約書で特に確認しておくべきポイントは何ですか?
A4. 工事内容と請負代金、支払い時期、完成予定日、追加工事が発生した場合の扱い、契約解除の条件、保証やアフターサービスなどを確認しましょう。設計図・仕様書・見積書も契約内容の一部として重要です。分からない言葉や曖昧な項目があれば、そのままにせず住宅会社へ説明を求め、納得してから契約することが大切です。







