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家づくりの知恵2025.12.10

可変性のある間取りが気になる!【ミヤウチさんのアドバイス】

家をつくるとき、誰もが「今のライフスタイルに合った間取り」を実現しようと考えますよね。でも実は「将来の暮らしにどう対応するか?」という視点も、同じくらい大切なのです。

そんなライフスタイルの変化に寄り添ってくれるのが、「可変性のある間取り」です。 今回は、間取りを変えられる家のメリットや設計ポイントを、南大阪・東大阪エリアで数多くの注文住宅を手がけるミヤウチ建設が解説します!

間取りは、生活の動線や空間の快適さにつながるため、誰もが真剣に考えるポイントでしょう。 ただ、このとき知っておきたいのが、間取りは家を建てるときに必ずしも“完成形”である必要はないということです。

たとえば、家を建てるときに子どもが1人だったとしても、数年後には兄弟が生まれているかもしれません。「もしも性別が同じなら子ども部屋として大部屋を1つ」「性別が別ならそれぞれに個室が必要」など、そのときになってみないと、最適な間取りは分かりません。

さらに、子どもたちが自立したあとに部屋をどうするか、もし親と同居することになったらどうするかなど、何十年も先のあらゆる可能性を考慮して間取りを決めるのは大変です。

そんなとき、あとから柔軟に間取りを変えられるようにしておけば、家族構成や暮らし方が変わったときにも、それほど頭を悩ませる必要がありませんよね。このように、「今の暮らし」だけでなく、「未来の暮らし」も見据えた家づくりは、今後ますます求められていくでしょう。

では、間取りをあとから変えるには、具体的にどんな方法があるのでしょうか?ポイントは以下の3つです。

1.固定壁をできるだけ少なくする

壁はできるだけ少ないほうが、後々の間取り変更に対応しやすくなります。構造上必要な壁だけを残して、それ以外の壁は間仕切りや大きな家具で代用するようにしましょう。

2.可動式の間仕切りやスライドドアを活用する

部屋を仕切るときは、可動式の間仕切りやスライドドアを活用しましょう。1つの大きな部屋を2つに分けるときも、可動式の間仕切りやスライドドアがあれば、大がかりなリフォームは必要ありません。

3.部屋の用途を限定しないシンプルな設計にする

最初の設計の段階で、できるだけ部屋の用途を限定しないようにするのも大切です。最初は「子ども部屋」を想定していたとしても、後々は「客間」や「趣味部屋」の2つに分けることになるかもしれません。部屋をできるだけシンプルな内装や設備にしておけば、どのような使い方にも対応できます。

このように、最初に家を建てる段階から、将来的な間取り変更を見据えた設計や設備を検討することがポイントになります。

可変性のある間取りは、特に子育て世帯におすすめです。家族のライフスタイルと共に間取りを変えていく一例として、以下のようなケースが考えられます。
 

第一段階/乳幼児の兄弟2人が遊べる広々とした共用のプレイルーム

第二段階/小学生~中学生になったら、間仕切りを入れてそれぞれの個室に

第三段階/子どもが独立したあとには、間仕切りをとってゲスト用の寝室に

可動式の間仕切りを活用すれば、2つの部屋に分ける際のスペースの配分も自由に調整できます。たとえば第三段階で、大部分を夫婦が趣味を楽しむための広い空間として確保し、部屋の一角は趣味のものをしまっておく収納スペースに転用するなど、暮らしに合わせた柔軟な対応が可能です。

可変性のある間取りを成功させる秘訣は、設計段階からしっかり準備しておくことです。

たとえば、将来的に部屋を2つに分けることを想定しておけば、あらかじめ照明やコンセントなどを部屋の数だけ配置しておけます。せっかく壁を少なくして間取りを変えやすく設計していても、電気の配線が対応できていなければ、結局大がかりなリフォームが必要になってしまうこともあり得ます。

また、「この空間は、将来2つに分けて子ども達の個室にしよう」と考えていても、実際に間仕切りや引き戸を入れて2つに分けてみると、思ったよりも狭かったというケースも。

こうした失敗を避けるためにも、可変性のある間取りは、家づくりで豊富な経験と実績がある専門家と一緒に考えるのがおすすめです。

地元・藤井寺エリアで長年多くのご家族の家づくりをサポートしてきたミヤウチ建設なら、将来のライフスタイルの変化も見据えた間取りもご提案できます。

「子どもは2人考えている」 「いつか夫婦それぞれの趣味部屋を持つのが夢」「将来的には親との同居も考えている」など、ご家族の夢や将来のプランに寄り添い、ベストな設計を一緒に考えさせていただきます。

注文住宅だからこそ実現できる、間取りも柔軟に変えられるフレキシブルな家づくり。 10年後、20年後も快適に暮らせる家を建てたいとお考えの方は、ぜひミヤウチ建設にご相談ください!

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