totop
totopicon
top logo top logo
家づくりの知恵2025.06.10

実家の相続まるわかりガイド!

早めの対策がいいと言われる相続の問題。けれど親世代が元気なうちは、まだ遺産のことなんて家族間で話題にしたくないという方も多いと思います。

 

そんなときには、まず一般的な相続の手順を勉強するところから始めてみてはどうでしょうか?「相続の手続きってこういうことをするんだ!」と知っておくだけでも心強いですよ。

 

地元・藤井寺で長年様々なご家族のお話をお聞きしてきたミヤウチ建設が、今回は実家の相続についてお話しします。

1. はじめに:実家の相続、何から始めたらいい?

相続には「情報」「書類」「心」の3つの準備が大切です。

 

まずは情報の準備として、手続きや税金についての知識を得ておくこと。次に早いうちから必要な書類の確認や用意をしておくこと。

そうして事務的な手続きを進める中で少しずつ心の準備をしていき、兄弟姉妹や親族と「実家をどうするのか」について話し合っていきます。

 

いざ実際に相続が発生すると、短期間のうちに様々な決断や手続きに追われることになり、落ち着いて冷静に考えるのは難しいでしょう。

まずは相続の知識をつけておくだけでも、いざというときに慌てずに済みます。

2. まずは3つの選択肢を検討しよう

実家の相続が発生したとき、まずは以下の3つの選択肢から1つを選ぶことになります。

(1) 自分で住む

思い出の詰まった実家をそのままの形で残したいと思うのであれば、相続後そこに住むのがベストでしょう。

相続した家に住む場合は、税金の支払いで優遇を受けられるのもメリットです。

 

ただし建物が古くなっている場合はリフォームが必要になりますし、固定資産税などの維持費がかかることも念頭に置いておく必要があります。

(2) 人に貸す

自分で住むのではなく、人に貸すという選択肢もあります。実家を手放すことなく、さらに家賃収入が得られるというのが魅力です。

この場合、しばらくの間は賃貸物件として手元に置いておき、気持ちの区切りがついたときに売却を検討することもできます。

 

ただし、人に貸せる物件にするためには、より万全なリフォームが必要になるかもしれません。家が綺麗でも立地が悪いと借り手がつきにくいですし、思ったほどの家賃収入が得られないという可能性はあります。

(3) 売却する

相続した実家は売ることもできます。実家が遠くて管理ができない場合やリフォームの費用を払うのが難しい場合、売却が一番現実的な解決策でしょう。

また複数の人で相続する場合も、売却して現金化したほうが分割しやすいというメリットがあります。

 

売却するのであれば、早めに不動産会社を選んで手続きを進めていく必要があります。

遅くなるほど管理の手間が余計にかかりますし、管理が行き届いていないと建物が老朽化して価値が下がってしまうためです。

3. 相続手続き4つのステップ

次に相続の手続きを4つのステップに分けて説明していきます。

(1) 遺言書を確認

相続手続きでは、まず亡くなった方が遺言書を残しているかを確認します。

遺言書に実家の相続についての指示があれば、それに従って進めていきましょう。

 

遺言書がない場合は、相続人の間で実家をどうするか話し合わなくてはなりません。

その際、次のステップである「実家の調査」へと進みます。

(2) 相続する実家の調査

実家をどうするか話し合う際、その資産価値や建物の状態を知っておく必要があります。不動産としての評価額や耐震性、リフォームの必要性とその費用、相続税の額などを調べます。

 

不動産鑑定士や建築士、税理士などに相談すると正確な情報を得られます。次のステップである遺産分割協議の準備として、こうしたデータを資料として用意しておきましょう。   

(3) 遺産分割協議

実家を含めた遺産の分け方を話し合うのが、遺産分割協議です。

実家の相続については、

 

①売却して現金を分ける

②1人が相続して他の人の相続分を現金で支払う

③共有名義で相続する

 

という3つの選択肢があります。

話し合いで相続のことが決定すれば、「遺産分割協議書」を作成して、誰が何をどれだけ相続するのかを書面にしておきます。      

(4) 相続税の申告など 

遺産分割協議が終われば「やっと一安心」と思われますが、その後の相続税の手続きを忘れると大変です。相続税は、遺産を遺す人が亡くなったことを知った日から10か月以内に申告しなくてはなりません。  

 

実家の相続の場合、いくつかの税の優遇措置が受けられる可能性があります。

相続税を余分に払うことにならないよう、税理士など専門家への相談がおすすめです。

3. 実家相続の注意点

実家の相続が発生したとき、誰の名義にするか決めかねて「共有名義」を選ぶご家族もあります。

一見トラブルを避けるために有効な方法に見えますが、「共有名義」は将来的にかえって多くの問題を生む可能性があるので注意が必要です。

 

例えば、将来的に兄弟の間で「売却」と「所有」で意見が割れたり、誰かが認知症などになってしまったりすると、その時点で身動きが取れなくなってしまいます。

問題は先送りにせず、実家の相続をどうするか早めに話し合っておくほうが結果的に負担は少なく済むでしょう。

4. まとめ:ご実家の相続はミヤウチ建設にご相談ください!

家族全員にとって思い入れのある実家だからこそ、相続で思いきった決断をすることも難しいと思います。

相続のときの話し合いで兄弟姉妹の関係がこじれてしまった…というのは誰しも避けたいですよね。

 

ご実家の相続では、ぜひ地元の工務店にもご相談ください。

ミヤウチ建設では、ご家族皆さまにとって最適な相続を実現するため、住宅・不動産のプロとしてサポートさせていただきます。

相続について早めに考えたいと思われたら、お気軽にご相談ください!

singlesec03 singlesec03