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家づくりの知恵2025.04.16

他人事じゃない!「空き家問題」について考える

「日本中で空き家が増えている」という話を聞いたことはないでしょうか?ほとんどの人はそんなニュースを目にしても、「でも、自分には関係ないしな」という反応だと思います。

 

けれど「空き家問題」は、誰の身にもある日突然降りかかってくる可能性があるのです。

 

今回は相続によって発生する空き家のお話です。長年地域の「住」に関わってきたミヤウチ建設が、空き家問題の実態と対策についてお伝えします。

どうして「空き家」になってしまうのか?

総務省の2023年の調査では、日本のすべての住宅の中で空き家となっている建物の割合は13.8%に昇り、過去最高となりました。

 

では、なぜそんなにも多くの空き家が生まれてしまうのでしょうか?

その理由の1つとして、家を相続することへの対策不足が挙げられます。

 

空き家の多くは、元の住人が高齢になって老人ホームや子どもの家へと転居する、あるいは亡くなってしまうことで「空き家」となります。

通常であれば、家は資産として子どもや親戚が相続します。けれど相続する人が離れて暮らしている場合、自分の家とは別に土地と建物を突然手にしても、「一体どうすればいいのか分からない」となってしまうのが現実です。

相続したからといって引越してそこに住むわけにはいかず、かといって離れた場所から通って家を維持・管理するのも難しいでしょう。売る、あるいは賃貸にしてお金に換えようと思っても、建物が古くなっていると買い手や借り手が見つかりません。

こうして、家を相続した人はある日突然「空き家問題」の当事者となってしまいます。

家を放置すると何が起きる?空き家のトラブル色々

空き家問題は、対応を先延ばしにするほど様々なトラブルを引き起こすことになります。

 

まず誰も住んでいない家は、不法侵入や不法投棄、放火といった犯罪の格好のターゲットです。また時間が経つと悪臭や害虫が発生して、衛生的な問題を引き起こします。もちろん、そのような建物は見た目にも不快で、街の景観を悪くすることで地域全体の資産価値も下げてしまいます。

 

さらに放置を続けていると建物が劣化して、台風などで倒壊する危険もあるのです。最悪の場合は、通行人に怪我をさせてしまうということも。

 

こうした空き家トラブルは、相続した人と近隣の住民との関係性も悪化させます。そして長く放置された空き家は「特定空き家」という扱いになり、敷地にかかる税金が高くなったり、もし行政によって強制撤去などがあると費用を請求されたりといった、金銭的な負担も出てきます。

 

つまり家を相続してから時間が経てば経つほど、さらに負担は大きく、対応は難しくなっていきます。

ポイントは相続の前の家族の話し合い

とはいえ大切なご実家などの場合は、空き家になるからといって、取り壊しや売却をすぐには決断できないですよね。ミヤウチ建設も地域の皆様から様々なご相談を受けてきましたが、ご実家には非常に強い思い入れを持っておられる方が大半です。

 

ミヤウチ建設がおすすめしたいのは、その家に住むご家族がまだお元気なうちに、いつかその日が来たらどうするかを皆さまで話し合っておくことです。家を遺される方が何を望んでおられるかが分かれば、相続する方も万が一のときの決断をしやすくなるでしょう。

 

また、相続後にその家に住む、あるいは売却したり貸したりといった選択をする場合は、建替えやリフォームなどで住みやすい家にしておくことも大切です。早めに建替えをしておけば、ご家族も快適な家で老後を過ごすことができますよ。

いつかくる日のために、ミヤウチ建設に一度ご相談ください!

相続はまだまだ先のこと。けれど「もしものときに実家をどうするか今のうちに考えておかないとな」と思われたら、ぜひ一度ミヤウチ建設にご相談ください。長年地元・藤井寺で建替えやリフォーム、賃貸などのご相談に乗ってきたミヤウチ建設は、皆さまがご実家を大切に思われるお気持ちを誰よりも理解しています。

 

どのような選択がご家族にとってベストなのか。

私たちはご家族のお気持ちに寄り添って、一緒に考えさせていただきます。

 

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